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脳卒中を生きる(Title)

脳卒中を生きる・トピックス 平成21年3月


1)「新現役の会・多治見支部開設」のご案内
「新現役の会」に入会し、「多治見支部」の開設が、承認されました。
  ―NPO「息吹」と共に活動を開始します。

  • 新現役の会http://n-geneki.com/index.htm

  • 「新現役の会」の活動を知ったのは、「シニアの息吹」を発信した後のことでした。
    • 本ホームページ「シニアの息吹」の発刊には、「超高齢化社会」への生活の再建や創造のための情報発信が目的の一つでした。
    • 「平成21年2月11日」「新現役の会・岐阜多治見支部」の開設が承認されました。
    • 「新現役の会」は素晴らしい活動団体で、全国の皆さんもご参考になると思います。

  • ③ 新現役の会の≪新現役≫宣言の一部を紹介します。
  • 「一丁あがりの人生」⇒「一丁やったる人生」というフレーズが新鮮でした。
    • 参加・退会自由で、会費無料の将来志向の意欲的な会です。
    •  多くの方の参加による壮大な構想が、根底にあることに感動しています。

脳卒中を生きる・トピックス 平成21年3月

2)「働く喜び」についての2論文の紹介。

  • 今年は、丑年で有り、「様々な混乱を糸のもつれを整理し、筋道を通し、物事の乱れを治めていく年である」と干支で示唆されていると言われています。
  • その為には、新しい可能性を生み出し、新しい方向性を構築し、それを、具現化していかねばならない年ということになると思われます。

  • 「働く喜び」について考察を深めて行った多くの方々の中で、今月は、お2人の「働く視点」について紹介します。

    • ①.「社会起業家フォーラム」代表・多摩大学大学院教授  田坂広志 氏
    • 誰もが「ダ・ヴィンチ」になる社会( http://jsef.jp/about/pdf/davinchi.pdf )
    • - 「ウェブ3.0革命」は、我々の人生をどう変えるのか 
      • の中で次のような主張をされている。

      • 脳卒中を生きる・トピックス 平成21年3月① これからの時代のイノベーションは、むしろ、「より深い喜びや満
        • 足、幸福感を求めて」という言葉のごとく、「精神的な豊かさ」を実現するために行われるものになっていく。

      • 脳卒中を生きる・トピックス 平成21年3月② 「参加型イノベーション」には、深い意義がある。
      • 実は、この「参加型イノベーション」とは、それ自身が、生活者と消費者の「喜び」を増大させるものなのである。

      • 脳卒中を生きる・トピックス 平成21年3月③ 経済の原理には、「金銭の獲得」を行動原理とする
        • 「マネタリー経済」と、「精神の充足」を行動原理とする「ボランタリー経済」がある。
        • いま、古く懐かしい「ボランタリー経済」が復活し、拡大し、そして、「マネタリー経済」との融合を遂げようとしているのである。

      • ④ 人々が真に求めているイノベーションとは、何か。
        • それは、何よりも、いま、この社会の片隅で様々な思いを抱いて働き、生活している無数の人々が、この社会の変革のプロセスに喜びを持って参加でき、誰かの役に立っているとの喜びを感じられることではないか。

        • それは、何よりも、この一度かぎり与えられた人生において、自由に生き生きと自分の個性を表現できることではないか。
        • そして、自分の中の未知の自分、新たな自分を発見できることではないか。
        • そうした「人々の社会変革への参加」と「精神的豊かさの実現」こそが、これからの時代に求められている、真のイノベーションなのではないだろうか。脳卒中を生きる・トピックス 平成21年3月

      • ⑤ そして、真のイノベーションを担う者として、世界的に「社会起業家」の潮流が生まれていると主張
        • されている。
        • 社会起業家とは、起業家的手法を用いて、新たな公的サービスや社会システムを生み出していく人材のことであると。

    • ②「障害を越えて働く喜び」 (片マヒ自立研究会 会長)森山 志郎氏
    • 2. -「脳卒中片マヒ者 心とからだ24年」http://www.saiken.jp/mshiro/pg72.html
      • (片マヒ自立研究会 会長) 森山 志郎氏の「働く視点」

      • 本ホームページ 2月号論文館「障害を越えて働く喜び」
        • アドレス http://www.saiken.jp/mshiro/pg170.html 中で次のように述べられている。

        • ① 学卒から、就職。食うために仕事をし、子供の養育費、マイホーム時代への変遷。
        • ② 脳卒中で、1種2級の身体障害者になり、職場の扉は閉められる。
        • ③ 職場の仕事を奪われ、新しい自分への挑戦。
          • 1.最初の仕事―「写真集」の制作
          • 2.第2の仕事―「戦争動員の記録」
          • 3.第3の仕事―「障害者自主グループのマネージメント」
          • 4.第4の仕事―「習字への挑戦・右手より左手への利き手交換」
          • 5.第5の仕事―「片マヒ自立研究会」 
          • 6.第6の仕事―「地域の自治会・区民会議」

          • 脳卒中を生きる・トピックス 平成21年3月

        • ④ 「私にとって仕事とは」―報酬は金銭で計算できない。
          • この仕事の報酬は金銭に体験を通じて、私の仕事は、私自身に活力を注入してくれた事に感謝しています。ありがたい事に、金銭の代わりに、「人間としての活力」が与えられたのです。

          • 介護保険の保険料を払わないといけないので、新聞を止めました。
          • 食事の内容をもう一段質素にすると、多分、糖尿病は治り、益々健康に恵まれるのではないでしょうか。
          • 生きるってことに必要なものは、「仏の方より」やってくれます。

          • 障害者という独特の視点、自らの体験、高齢者問題、障害者の福祉問題をみて、情報を発信する、と言う所に、私の存在する理由はあります。
          • 社会の方に出来合の着物がないので、自分で「意味」を見つけて来ているのです。

脳卒中を生きる・トピックス 平成21年3月

  • ⑤ 仕事の最大の報酬は、「人間としての活力」だったのです。
  • ⑥ 「健やかに老いるために」
    • 変動の激しい現代に生きた私たちは、生活環境や職業環境脳卒中を生きる・トピックス 平成21年3月の絶え間ない変化に、どう適応させて行くか、努力の連続であった。
    • しかし、老年は若い時と違って、自己に求められるものも変わり、「自己の完成」とか「自我の統合」という「人の生き方」に関する問題です。
    • 残された大きなテーマは、老化という現象と避けることの出来ない「死」をどう迎えるかが万人の共通問題としてあります。

3.両先生の主張を、見ていると、仕事への喜びということは、「人々の社会変革への参加」と「精神的豊かさの実現」という共通項目に繋がっていると感じられる。



3)平均寿命と健康寿命 http://www.saiken.jp/pdf/seda_04.pdf

  • (「19 年度版高齢社会白書」概要-「シニア世代を考える為に」より)

脳卒中を生きる・トピックス 平成21年3月

  • ① 年金受給開始より、平均死亡年齢までの生き方は人生全体を考える意味で、非常に重要である。
  • ② 人生の最後を、如何に生きるかは、脳の活性化と活用が重要である。そのためにも、自分に合った「仕事」の
    • 存在が必要だと思う。

脳卒中を生きる・トピックス 平成21年3月

4)障害受容について

  • 脳卒中を生きる・トピックス 平成21年3月中途障害者にとって、左マヒ等の喪失から長い苦悩の過程があり、期待・絶望・あきらめ・希望等、さまざまな強い情動的体験を経て、精神的に回復する。
  • 障害を、なかなか受け入れられないのである。
  • 受け入れるようになったことを、「障害受容」という。
  • 上田 敏氏は、「障害の受容」について、次のように説いている。

  • ■ 障害の受容とは何か
    • 定義を厳密に述べている論文は極めて少ないが
    • ・「障害を受けたときにそれを彼ら(身体障害者)がどのように解釈し、それを 受け入れ
      • るか」
    • ・「(新たに)生じた身体障害を自己の現実として受容すること」がある。
    •  しかし簡単すぎ、誤解が生じかねない

    • 1.「あきらめ」とどう違うか脳卒中を生きる・トピックス 平成21年3月
      • ・障害の心理的克服という積極的なもの
      • ・人間全体の立ち直り、生きる力の再獲得
      • ・回復した(受容した)時点では、「新しい人間に生まれ変わった」と
        • いう自覚を持つ。
      •  あきらめが1つの要素として含まれることはありうるが、それはあく
        • までも二次的・副次的な要素でり、主要な位置を占めるものではない。

    • 2.「居直り」とはどう違うか脳卒中を生きる・トピックス 平成21年3月
      • ・あきらめと対極。
        • 自己の現状がそのままで最高・最良であり何らの改善の努力も要しないものあるかのように振舞うこと。現状そのままの是認。障害への安住。

      • ・障害の改善が思うように進まず(特に社会・経済的なハンディキャップが長らく改善せず)、慢性的な存状態が続くような場合、一部の患者に「居直り」がでてくる。

      • ・障害の受容とは似て非なるもの



    • 3.受容の本質としての価値転換脳卒中を生きる・トピックス 平成21年3月
      • 積極的な行為としての受容の本質とは何か
      • Wright:「価値の転換」
      • →具体的には「障害が不便であり制約的なものとして認識しており、それを改善するための努力も続けているが、今や障害が自分の人間としての価値を低めるものではない」
  • ※障害の受容とはあきらめでも居直りでもなく、障害に対する価値観(感)の転換であり、障害をもつことが自己の全体としての人間的価値を低下させるものではないことの認識と体得を通じて、恥の意識や劣等感を克服し、積極的な生活態度に転ずること。

    • 4.価値の転換の4つの側面
      • ① 価値の範囲の拡大
        • 自分が失ったと思っている価値の他に、異なったいくつもの価値が存在しており、それらを自分は依然として持っているということの情動的な認識.
        • (単に知的な認識ではなく、心の底からその確信に達すること)
      • ② 障害の与える影響の制限
        • 自己の障害の存在は直視しているが、それが自己の存在全体の劣等性というところまで拡大しないように「封じ込める」ことができることが重要
      • ③ 身体の概観を従属的なものとすること
        • 外見よりも人格的な価値、たとえば親切さ、知恵、努力、人との協力性などの内面的な価値の方が人間としてより重要なのだという認識に達するような価値体系の変化が重要
      • ④ 比較価値から資産価値への転換脳卒中を生きる・トピックス 平成21年3月
        • 比較価値とは、他人、一般的な標準との比較による自分の価値。それに対し、自分の持っている性質、能力、それ自体に内在する価値に目を向けるのは実質価値から資産価値に立つ見方。自己のもつユニークな価値の再発見。

5)障害受容に関する考察

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